花粉症の季節がやってきました。
花粉症の人は、最近、目がかゆい、のどが痛い、鼻がつまるなどの症状が出てきたのではないでしょうか。
日本では、花粉症の人が多いので、毎日ニュースで天気予報と一緒に、花粉予報も放送されるくらいです。
日本で多い花粉はスギ花粉です。
なぜなら、日本にはたくさん杉の木があるからです。
第2次世界大戦後、多くの家がなくなり、たくさん建て直さなくてはなりませんでした。
それには大量の木材が必要になります。
杉は日本固有種の木で、成長スピードも速く、木材として使いやすいのが特徴の木で、多くの住宅を建てるのに最適の木でした。
なので、戦後、たくさんの杉を植えたのです。
なら、切ればいいのに、と思うかもしれません。
しかし、杉の伐採は、コストがかかります。そして、人手不足も原因になっています。
また、杉は悪いことばかりではなく、土砂崩れなどの自然災害を食い止めています。
防災対策においては、杉の木も役立っています。
いま日本では花粉の少ない杉を開発していて、植え替えを行っています。
しかし、まだまだ時間がかかりそうです。