日本の法律では、結婚したら夫婦は同じ姓にすると決まっています。東京に住む3組のカップルは、この法律が男性と女性は平等だと決めた憲法に違反すると言って、裁判を起こしました。
最高裁判所は23日、「法律は憲法に違反しない」と言いました。6年前に別の人が起こした裁判と、同じ結果になりました。裁判所は「社会やみんなの意見が変わっても、6年前の結果を変える必要はない」と言いました。そして「別の姓のまま結婚できるようにするのは、国会で決めることだ」と言いました。
法務省によると、夫婦は同じ姓にしなくてはならないと決めているのは、世界で日本だけです。女性への差別をなくすために活動している国連の委員会は、日本の政府に法律を変えるように、3回言っています。