北海道大学の研究グループは、日本とイタリアとスペインについて、5月までに新しいコロナウイルスがうつった人のうち、亡くなった人の割合を調べました。
3つの国では、ウイルスがうつった人の数は大きく違っていました。しかし、年齢で分けて調べると、亡くなる割合はどの国でもほとんど同じでした。そして、どの国でも、お年寄りのほうが亡くなる割合が高くなっていました。
研究グループは、人とどのくらい会うかなどを年齢で分けて調べました。その結果、ウイルスのうつりやすさは年齢と関係がないことがわかりました。お年寄りが亡くなる割合が高い理由は、うつったあと早く具合が悪くなるためだとわかりました。
研究グループは「若い人もお年寄りもウイルスのうつりやすさは同じです。お年寄りにうつったときは、治療をしっかりしなければなりません」と話しています。