沖縄県にある沖縄美ら海水族館には、深い海に住んでいる「ミナミオーストンガニ」という珍しいカニがいます。水族館は、このカニを生きたまま見ることができるのは、世界で初めてだと言っています。
今までに日本で見つかったミナミオーストンガニは4匹だけです。水族館は去年12月、漁師と一緒に沖縄県の久米島の深さ600mの海で、このカニをとりました。甲羅の大きさは4cmぐらいですが、足は伸ばすと25cmになります。足には、とげがたくさんあります。
水族館によると、このカニはおなかに卵を持っていて、10日で3000以上の子どもが生まれました。水族館は「このカニはまだ卵を持っています。卵から子どもを育てるところも見てほしいです」と話していました。