あしなが育英会は、病気や災害で親が亡くなった子どもたちに奨学金を出して、勉強を続けることができるようにしています。11日と12日、12の市などで奨学金のための寄付を集めました。
あしなが育英会は、50年ぐらい前から春と秋に駅の近くなどで寄付を集めていました。しかし去年と今年の春は、新型コロナウイルスの問題でできませんでした。
あしなが育英会によると、奨学金をもらっている高校生の親など2600人ぐらいの中で、今年9月に収入がなかった人が27%いました。
群馬県のJR高崎駅の前では12日、大学生など19人が寄付をお願いしました。大学生の1人は「去年寄付する予定だったお金だと言って出してくれた人もいました。とても感謝しています」と話していました。