8月9日は、75年前に長崎に原爆が落とされた日です。
長崎市では今年も、平和を祈る式がありました。新しいコロナウイルスが心配なため、式に出席する人はいつもより少ない500人ぐらいにしました。
式では、原爆が落とされた午前11時2分に、みんなで静かに祈りました。
そして、長崎市の田上市長が「私たちは、新しいコロナウイルスが自分の周りで広がるまで、怖さがわかりませんでした。同じように、核兵器を使うまで怖さがわからなかったら、取り返すことができないくらい大変なことになります」と言いました。
そして、「核兵器をなくすことは、世界のみんなが守らなければならない約束です。日本の政府は早く、核兵器を禁止する条約に入ってください」と言いました。
安倍総理大臣は、核兵器を禁止する条約について何も言いませんでしたが、「日本は、核兵器がない世界にするための努力を進めます」と言いました。