千葉県の銚子商業高校海洋科では、毎年、授業で5000匹ぐらいの金魚を卵から育てています。育てた金魚は文化祭などのイベントに来た人にあげていました。しかし、今年は新しいコロナウイルスの問題でイベントが中止になったため、2000匹ぐらいの金魚が残ってしまいました。
学校が金魚をもらってくれる人をさがすと、連絡が100件以上あって、育ててくれる人たちが見つかりました。
金魚をあげるとき、高校生たちは、金魚が学校を「卒業する」と考えて、卒業式でもらう「卒業証書」を一緒に渡しました。卒業証書には「あなたは私たちの学校で病気にならないで元気に育ちました」と書いてあります。
学校にはお礼の手紙やメールがたくさん来ています。高校生は「大事に育ててほしいです」と話していました。