アメリカの科学雑誌は1991年から、人が笑うような面白い研究を選んで「イグ・ノーベル賞」を贈っています。
今年は京都工芸繊維大学の村上久さんたちの研究が選ばれました。村上さんたちは実験で、スマートフォンを見ながら歩く場合と、見なかった場合で歩く人の動き方が変わるか調べました。
スマートフォンを見ながら歩いて周りに気がつかない人がいると、その人がどんな動き方をするか周りの人がわからなくて、ぶつかりそうになることがわかりました。
この研究を選んだ人は「周りに気をつけることが大切だということがわかりました」と言っています。
日本の研究は15年続けてイグ・ノーベル賞に選ばれています。
村上さんは「人の動き方が周りの人の動き方に影響することを知ってもらいたいです」と話していました。