9年前、山梨県にある中央自動車道の笹子トンネルの天井が壊れて、9人が亡くなる事故がありました。
事故のあと、国は県や市などに、橋やトンネルが古くなって危なくなっていないかどうか、調べるように言いました。橋については今年3月までに、修理が必要なものが約6万8000あることがわかりました。このうち4万6000の橋は、まだ修理が終わっていません。
国は5年に1度、調べるように言っています。1度目は修理が必要なかった橋でも、5年あとに調べると古くなって修理が必要になっていることがたくさんあります。
国の計算では、今までに必要だとわかっている橋の修理が全部終わるまで、20年以上かかります。これからも修理が必要な橋は毎年5000ずつ増えそうです。