世界の科学の専門家でつくる国連のIPCCは、地球の気温が上がる問題についてレポートを出しました。前に出したのは2013年でした。IPCCは、地球の気温が上がるのは人間の活動が原因だと初めてはっきり言いました。
レポートによると、人間の活動で二酸化炭素などが増えて、去年まで10年の世界の平均の気温が1.09°C上がりました。IPCCの計算では、50年に1回観測するような高い気温になることが多くなって、産業革命の前と比べると今は4.8倍になっています。平均の気温が1.5°C上がると8.6倍になって、2°C上がると13.9倍になります。
地球の気温が上がり続けると、普通よりとても気温が高くなることやとても激しい雨が降ることが多くなります。IPCCは、気温を上げるガスを少なくしないと危険だと言っています。