栃木県の那須塩原市は10月から、ホテルや旅館で働く人に新しいコロナウイルスの検査を受けてもらっています。ウイルスを心配しないで、温泉に来てもらうためです。
市は検査に必要なお金を集めるために、12月1日から、温泉に入る人が払う税金を上げました。今までより50円から200円上げます。
1日に温泉に来た人は「しかたがないです」や、「検査にお金を使うので、安心できます」などと話していました。
市は、毎月600人ぐらいが検査を受けると考えていました。しかし、11月30日までに検査を受けた人は63人だけでした。市は検査する人が少ないことについて、ウイルスがうつったことがわかったら客が来なくなると心配する人や、検査に行く時間がない人が多いためだと考えています。