「RSウイルス感染症」は、かぜのような病気で、ウイルスでうつります。小さい子どもがうつりやすくて、赤ちゃんなどは病気が重くなる心配があります。
国立感染症研究所によると、先月30日までの1週間に、約3000の病院でRSウイルスがうつった子どもが7818人いました。これは、3年前やおととしの約8倍、去年の約600倍です。
去年は、新しいコロナウイルスが広がらないようにマスクをしたり、保育園が休みになったりしたため、RSウイルスは広がらなかったようです。普通はRSウイルスがうつって免疫ができている2歳までの子どもたちの多くが、まだ免疫を持っていないために広がっていると専門家は考えています。
専門家は「子どもが苦しそうなときや、ご飯を食べないときは、早く病院に相談してください」と話しています。