東日本大震災が起こってから10年になる11日、亡くなった人のために祈る式が東京でありました。天皇陛下と皇后さま、菅総理大臣、亡くなった人の家族などが出席しました。
地震が起こった午後2時46分になると、出席した人たちが静かに祈りました。
菅総理大臣は「壊れた町を直す工事などは進んでいますが、まだ十分ではありません。町に住む人が前の生活に戻ることができるように、これからも助けていきます」と話しました。
天皇陛下は「1日でも早く穏やかな生活が戻るように、被害があった人たちの気持ちをみんなで考えることが大切だと思います」と話しました。
式に出席した福島県の齋藤誠さんは「5歳だった息子が津波で亡くなりました。私は小学校で働いているので、子どもたちに命の大切さを教えて、震災で感じたことを伝えていきます」と話しました。