昔話むかしばなし ③

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むかしむかしあるところに、仲良なかよしの双子ふたごがいました。

あるときあに病気びょうきになってしまったのでおとうと必死ひっしかみさまにおいのりしました。
するとかみさまがあらわれて、「おまえ覚悟かくごがあるのならあにいのちたすけてあげよう」といました。
おとうとかみさまにわれたとおそとさんかいしゅたたくと、てんからはしごがりてきました。

おとうとがはしごをのぼると、はしごはくもけてひろ部屋へやつづいていました。
部屋へやのすみにとびらえ、そのまえにはおにがいびきをかいてていました。
おとうとおそおそとびらちかづき、おにづかれないようにそっととびらけました。

とびらこうにはくら部屋へやがあり、かぞれないほどのロウソクがともっていました。

よくるとロウソクにはひと名前なまえかれており、これが寿命じゅみょうのロウソクであることにがつきました。
ロウソクがえるときがときだとかったおとうとは、無数むすうのロウソクのなかからあにのロウソクをなんとかさがてました。
あにのロウソクはたおれており、いまにもえてしまいそうでした。

おとうとは、そっとあにのロウソクをなおしました。
えるな!きろ!とおとうとびかけると、あにのロウソクはあかおおきくはじめました。

いえもどると、あに布団ふとんからがり元気げんきになっていました。

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