新しいコロナウイルスが世界で広がっていて、今年の夏の東京オリンピックとパラリンピックについていろいろな意見が出ていました。24日、安倍総理大臣とIOCのバッハ会長が電話で会議を行いました。2人は、東京オリンピックとパラリンピックを1年ぐらいあとで、来年の夏までには開くという同じ意見になって、IOCが会議で決めました。
オリンピックは戦争で中止になったことはありますが、予定よりあとで開くのは初めてです。バッハ会長は「ウイルスが広がっていて、世界の国が参加するのが難しくなりました。世界の国が一緒になってウイルスの問題を解決して、東京オリンピックを開きたいと思います」と話しました。
東京大会の組織委員会は、26日から始まる予定の聖火リレーを中止にしました。聖火はしばらく福島県に置くことになりました。