名古屋出入国在留管理局の外国人が入る施設で3月、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなりました。国は8月10日、この問題について報告を出しました。
それによると、ウィシュマさんが病院に行きたいと言っても、職員は上の人に相談しないで、病院に連れて行かないことを決めました。ウィシュマさんが亡くなった日に、医者など体の具合をみる人がいませんでした。そのため必要な治療ができなかったと言っています。
上川法務大臣は「とてもつらい気持ちで亡くなったと思います」と謝りました。そして「これから同じような問題が絶対にないようにします」と言いました。
ウィシュマさんの妹は「今までにも亡くなった人がいます。いつになったら、施設の医療はよくなるのでしょうか」と話しました。