イスラム教では、人が亡くなると土葬にしています。しかし、日本には土葬してもいい墓地がほとんどありません。
このため、大分県にあるイスラム教の「別府ムスリム教会」は、大分県日出町の山の中に約8000m²の広さの墓地をつくることにしました。
この計画に反対する書類を、近くに住む人たちが日出町の議会に出しました。100人以上が反対の署名をしています。近くに住む人たちは「墓地から出る水が、農業で使う水や飲む水に入るのが心配です。水を調べて問題があったら中止すると言っていますが、それでは遅いです」と言っています。
別府ムスリム教会は「土葬は世界中で行っていると説明してきましたが、わかってもらうことができなくて残念です」と話しています。
日出町では、17日から始まる議会でこの問題について話し合う予定です。