アメリカで12日、テニスの全米オープンの女子シングルスの決勝戦がありました。全米オープンは、世界の大きな4つの大会の1つです。
日本の大坂なおみ選手とベラルーシのビクトリア・アザレンカ選手が試合をしました。大坂選手は第1セットを取られましたが、そのあと2セットを取って勝ちました。大坂選手は2018年にも優勝していて2回目の優勝です。
大坂選手のお父さんはハイチ出身で、お母さんは日本人です。大会の間、大坂選手は人種で差別することに強く反対して、事件などで亡くなった黒人の名前が書いてあるマスクをしました。警官の銃の弾が当たって亡くなった男の子の名前もありました。大坂選手は「みんなが差別について考えるようになるといいと思いました。インターネットでみんなが話をしているのがわかってうれしかったです」と話しました。