国連のWMOは、アジアの気候について調べた結果を発表しました。
去年のアジアの平均気温は、世界の平均より0.5℃ぐらい高かったと言っています。そして、調べ始めてからの約100年でいちばん高くなりました。1981年から2010年の30年の平均と比べても、1.39℃高くなっています。
アジアの中でも特に北の地域は、大きく変わりました。シベリアの北極に近い場所の平均気温は、30年の平均より5℃以上高くなりました。シベリアなどでは気温が38℃まで上がる日もあります。チベットやヒマラヤの高い山では、氷河が小さくなっています。
去年、台風やサイクロンなどの災害で亡くなった人は、日本も入れたアジア全部で約5000人でした。WMOは、川の水があふれたり、雨が降らなかったりして、約5000万人が被害などを受けたと言っています。