塩野義製薬は、新型コロナウイルスの飲む薬を、日本で使うことを認めてほしいと国に言いました。
会社は、オミクロン株がうつる人が増えたときに、12歳以上の428人に、1日1回この薬を飲んでもらう試験を行いました。
会社によると、薬を3回飲んだ後に調べると、ほかの人にうつる力があるウイルスが出た人の割合が10%より低くなりました。薬を飲んでいない人と比べて、低くなりました。5回飲んだ後に熱や体の痛みなどの12の症状を調べると、あまり変わりませんでした。しかし、鼻水やせき、のどの痛みなどはよくなりました。
日本では、外国の会社が作った2つの飲む薬を使うことができます。この薬が認められたら、日本の会社が作った初めての薬になります。国は「安全で効果があることを確かめたら、できるだけ早く使うことができるようにします」と話しています。