東京オリンピックは、10年前の東日本大震災で被害があった町や人が元気になる「復興」がテーマになっていました。NHKは、被害があった東北の3つの県の1000人にインターネットでアンケートをしました。
「オリンピックは復興の応援になったか」と聞くと、「はい」と答えた人は11%でした。「いいえ」はその6倍ぐらいの63%でした。
「震災のあと応援してくれた世界の人にお礼を伝えることができたか」「食べ物など町のすばらしさを伝えることができたか」「試合や聖火リレーで町の人が元気になったか」も聞きました。「はい」と答えた人は、3つとも25%以下でした。
専門家は「被害があった所では、東京でオリンピックを開くために復興が利用されたと考える人が多いです。オリンピックのあとも、復興についてみんなで考えることが大切です」と話しています。