環境省によると、家に戻ることができなくなったり捨てられたりする犬や猫は、1年に8万5000匹ぐらいいます。
このため国は、誰のペットかすぐわかるように、犬や猫の体に小さいチップを入れる法律をつくりました。この法律が来年6月から始まるため、環境省がチップに登録する情報などの案を出しました。
犬や猫を育てるブリーダーやペットを売る店などは、犬や猫の体にチップを入れなければなりません。チップは直径2mm、長さ1cmです。犬や猫の名前や種類、売った店や買った人の名前や住所などを登録します。チップの番号を調べると、誰のペットかわかります。
動物の専門家は「引っ越したときに住所などを変えるのが大変だ」などと言っています。環境省は多くの人から意見を聞いて、細かいルールを決めると言っています。