クマバチは、2cmほどの大きさで、丸い体をしています。飛ぶ時にブンブンと大きな音をたてて飛ぶので危険なハチと勘違いされることが多いですが、人を刺すことはほとんどなく、刺されても重症になることは少ないそうです。
このハチについて興味深い話があります。クマバチは体の割に羽がとても小さく、昔は何故このハチが飛べるか、誰もわからなかったそうです。その、体に似合わない小さな羽、筋肉量では、昔の航空力学的には飛ぶことは不可能だったそうです。
そこで、出版社のラルフ・ルイス・ウッズが、こんなことを言ったそうです。
「クマバチは本当は飛べないけれど、自分が飛べないことを知らないから、飛べるんだよ」
ハチとして生まれ、背中に羽があるのなら飛べるはず。羽のサイズは気にせず、飛べると信じ飛ぶ。
面白いですよね。
今では飛ぶ原理は証明されていますが、わたしは個人的にこの「思い込みで飛ぶ」原理の方が好きです。