鹿児島県出水市の出水平野では、ロシアのシベリアなどから鶴が飛んで来て、冬の間生活します。去年まで23年続けて1万羽以上来ました。出水平野に来る鶴は、国が大切にするように決めている特別天然記念物になっています。
17日、1羽のマナヅルという鶴が来ているのを、鶴の世話をしている団体の人が今年初めて見つけました。鶴を見に来た人は「楽しみに待っていました。これからどんどん飛んで来るので、うれしくなります」と話していました。
鶴は12月までたくさん飛んで来て、来年1月の終わりごろからシベリアなどに帰ります。
出水市は、世界で大切な湿地を守ることを約束する「ラムサール条約」に出水平野を入れてほしいと考えています。