熊本県水俣市などで1956年ごろから、近くの海の魚を食べた大勢の人が水俣病になりました。水俣病は手や足が痺れて、体が動かなくなる病気です。原因は、工場が海に捨てた水に水銀が入っていたことでした。
アメリカの写真家のユージン・スミスは1971年から水俣市に住んで、病気で苦しんでいる人や工場の会社へのデモなどの写真を撮りました。そして、世界の人たちに伝えました。
この写真家を主人公にした映画「MINAMATAーミナマター」ができました。映画のチームは水俣病の問題をよく知るため、病気になった人や家族に話を聞いて、400ページの資料を作りました。そして、俳優やスタッフに渡しました。
監督は「今も世界中に、水俣病と同じような問題で苦しんでいる人がいることを知ってほしいです」と話しました。
この映画は、9月23日から映画館で見ることができます。