新しいコロナウイルスがうつる人がとても増えています。特に、ワクチンを受けていない40歳から60歳までの人にウイルスがうつって、病気がひどくなる人が増えています。
厚生労働省は7月30日、イギリスの薬の会社「アストラゼネカ」のワクチンについて専門家などと話し合う会議を開きました。このワクチンは、注射を受けたあとに血の固まりができることがたまにあるため、日本ではまだ使っていません。
会議では、「イギリスでは多くの人がこのワクチンを受けていて、役に立っている」など賛成する意見が多くなりました。このため、特別な場合以外は、40歳以上の人に使うことが決まりました。
しかし、市や町などの委員からは「ほかのワクチンより危険が高いと、使いたくない」という意見がありました。このため国は、このワクチンの使い方を市や町などと話し合って決めると言っています。