11月、香川県の農家で育てていた鶏から、鳥インフルエンザのウイルスが見つかりました。そのあと、5つの県でも見つかりました。
このウイルスは、うつった鶏が死ぬことが多い「H5N8型」です。ウイルスが広がらないように、県などが230万羽ぐらいの鶏を殺しています。死ぬことが多いウイルスでは、殺した鶏の数が今まででいちばん多くなりました。
農林水産省は、ヨーロッパなどの外国でこのウイルスが広がっているため、日本でも広がっていると考えています。
国の研究所が調べると、日本で見つかったウイルスは、ヨーロッパで広がっているウイルスと似ていました。
ウイルスを運ぶのは、季節が変わると住む場所を変える鳥です。ロシアのシベリアに巣があって、冬になると暖かい所に飛んでいきます。専門家は、この鳥がシベリアから日本にウイルスを持ってきたと考えています。