国立国際医療研究センターは去年2月から、新型コロナウイルスの病気が治った人に、そのあと体の具合がどうなったか聞きました。
20歳から79歳の457人に聞きました。その結果、病気になってから6か月以上過ぎた人の26.3%は、具合が悪いところが残っていました。1年が過ぎても8.8%の人は、具合が悪いところがありました。
においがわからない人は、6か月過ぎた人の7.7%で、1年過ぎた人の1.1%でした。味がわからない人は、6か月過ぎた人の3.5%、1年過ぎた人の0.4%でした。忘れやすくなって覚える力が弱くなった人は、6か月過ぎた人の11.4%、1年過ぎた人の5.5%でした。
研究グループの人は「若い人のほうが、味やにおいがわからなくなる人が多いです。若い人もワクチンを注射することがとても大切です」と話しています。