高校生の作文のコンクールで、奥田桂世さんが1番になりました。コンクールには、8万以上の作文が集まりました。奥田さんは、耳が聞こえない人が通う千葉県の学校の生徒です。
奥田さんは作文に、耳が聞こえない人について「数は少ないですが、手話という特別なことばを使って、見ることや触ることを大切にして生活する人たちです。私は誇りを持っています」と書いています。
「障害者」という呼び方について、奥田さんは「自分と違う人と一緒にいたくないとか嫌だと思っていると、私たちの未来は明るくありません。どんな人もみんな同じ世界に生きていることを大切に思うことが必要です」と書いています。
奥田さんは手話で「自分の気持ちをたくさんの人に伝えることができて、うれしくなりました」と話していました。