新しいコロナウイルスが広がって、東京都港区にあるホテルは客が少なくなりました。ほとんど客が泊まっていない日もあります。
このホテルで働いている人たちは、夜、客がいない部屋の電気をつけて、窓の光でいろいろな形のデザインを作ることにしました。デザインは、明るい気持ちでいようという意味の「笑顔」や、家にいようという意味の「家」など、全部で10あります。毎日、デザインを変えています。
始めてから1か月、ホテルには光のメッセージを見た人から「ありがとう」とか「心があたたかくなります」というメールがたくさん来ています。ホテルの人は「私たちも元気が出ます。いつかメールをくれた人たちに会って、ありがとうと伝えたいです」と話していました。