桜さくら前線ぜんせん

毎年まいとし、はじめて桜さくらが咲さく時期じきを、みんなが楽たのしみにしています。

春はるが近ちかづくと、天気てんき予報よほうで、桜さくら前線ぜんせんを伝つたえます。

桜さくら前線ぜんせんは、日本にほん各地かくちの桜さくらが咲さき始はじめる予想よそう日びをつないだ線せんです。

桜さくらは、暖あたたかい場所ばしょから咲さき始はじめます。

日本にほんの一番いちばん南みなみにある島しま、沖縄おきなわでは、2月がつに先さき始はじめます。

そこから、九州きゅうしゅう、四国しこく、さらに北上ほくじょうして、北海道ほっかいどうで桜さくらが咲さくのは、大体だいたい4月がつの終おわりか、5月がつになります。

桜さくらは、満開まんかいになると、すぐに散ちってしまいます。

「春はるの嵐あらし」と言いって、日本にほんでは春はるに強つよい風かぜと雨あめが降ふるときがあります。

満開まんかいの桜さくらを楽たのしめるのは、大体だいたい一週間いっしゅうかんくらいです。

ピンクの、小ちいさな桜さくらの花はなが、一気いっきに満開まんかいになり、たった一週間いっしゅうかんで散ちってしまうのです。

短みじかい命いのちなので、桜さくらを見みると、余計よけいに愛いとおしく思おもえるのでしょう。