「ナマハゲ」は、秋田県男鹿市の昔からの行事です。毎年12月31日の夜に、鬼のようなお面をかぶった男の人が家をまわって「悪い子はいねぇが」などと大きな声で言います。2年前にユネスコの無形文化遺産になりました。
去年は89の地区でナマハゲをしました。今年は新しいコロナウイルスの問題があるため、地区の1つは、ウイルスがうつらないようにしてナマハゲをすることにしました。
今年は家の中に入りません。家の人に出してもらったお酒も飲まないし、料理も食べません。低い声だけ出して、いつもの「悪い子はいねぇが」という言葉は、一緒に歩いている人がマスクをしたまま言います。
ナマハゲをする会の人は「歴史がある文化を新しい形で続けていきたいです」と話しています。