原子力発電所を運転すると「核のごみ」が出ます。「核のごみ」には放射線を出す物質がたくさん入っています。国は「核のごみ」を地下の深い所に埋める計画ですが、どこに埋めるか決まっていません。
先月、北海道の寿都町と神恵内村は国に、埋める場所を選ぶための最初の調査をしてもいいと言いました。このため、「核のごみ」を埋める仕事をするNUMOは17日から寿都町と神恵内村で調査を始めました。
NUMOは、地下に長い間「核のごみ」を安全に埋めておくことができるか調べるため、まずこの場所の今までの研究データを集めます。そして、近くに火山などがないか調べます。
NUMOは「町と村の人とよく話し合うようにします。調査中に放射線を出す物質を町と村に運ぶことはありません」と言っています。