オノマトペとは、状態や感情、音などを表す方法で、日本語の会話でとてもよく使われます。フランス語の「onomatopee」からきています。
たとえば、お腹が痛くて病院に行きます。すると、先生は「どんな痛みですか?キリキリ痛い?ジンジン痛い?それともグーンと重い痛みですか?」と聞くでしょう。痛みの種類をオノマトペで表現します。
予定がない日、家にずっといるとします。「今日は予定がないので家でゴロゴロしていました。ダラダラした一日を過ごしました。と言うと、家で何もせず、寝ていたのかな、と想像できます。
また、夏の暑い日、ビールを飲みたいと思ったら「キンキンに冷えたビールをグーっと飲みたいね~」と言うことができます。ただのビールよりも、「キンキンに冷えた」と付けると、とっても冷たくなったビールを想像します。
オノマトペを使うと、そのシーンを思い浮かべやすくなります。
「暑いね」より、「ジトジトしていて暑いね」と言うと、湿気が多いんだな、ということがわかるし、「犬が鳴く」より、「犬がキャンキャン鳴く」というと、小さい犬なのかな、と想像できます。
日本人との会話の中には、オノマトペがたくさん使われます。
日本語を学ぶときには、オノマトペを学ぶのもとても大切です。