去年日本では、働きながら技術を習う外国人の技能実習生が、37万人ぐらいいました。国は去年、実習生から相談があった8124の会社や工場などを調べました。その結果、70.8%で法律に違反していることが見つかりました。
いちばん多いのは、安全の規則を守っていない違反でした。次は、働く時間が長すぎることや、残業代を払っていない違反などでした。
残業代をもらっていないという相談は、前の年の2倍ぐらいありました。残業代が1時間400円ぐらいで、法律で決まっているよりとても安い会社もありました。
国は「新型コロナウイルスが広がってから仕事が少なくなって、残業代などを払うことができない会社が増えた可能性があります。会社などを調べて、法律に違反しないように言っていきます」と話しています。