中国甘粛省の蘭州市によると、動物に使う「ブルセラ症」のワクチンを作る工場から去年、細菌が外に出ました。ブルセラ症は、細菌が原因で犬や牛などにうつる病気です。人にうつることもあって、熱が出たり関節が痛くなったりします。
蘭州市は、この工場の近くの研究所の人など200人ぐらいに、ブルセラ症の原因になる細菌がうつったと去年12月に発表しました。近くに住む人にうつったかどうかは言いませんでした。
今年9月、中国の雑誌が、近くに住む人にも広がって3000人以上にうつったと書きました。このため蘭州市は、うつった人が本当は3245人いたと説明しました。
そして蘭州市は11月5日、うつった人が増えて6620人いると言いました。蘭州市が本当のことを言わなかったのはよくないという意見が多くなっています。