3月9日までに、東京都や大阪府など21の都と府と県で、271人に変化した新しいコロナウイルスがうつっていることがわかりました。
政府の専門家の会議の尾身茂会長は、10日の国会で「変化したウイルスが広がり始めています。今までのウイルスの代わりに、変化したウイルスが多くなると考えたほうがいいです」と言いました。
変化したウイルスは、うつる速さが1.5倍から2倍ぐらいになって、うつりやすくなると言う専門家もいます。変化したウイルスが増えると、今までよりもっと速くウイルスが広がる心配があります。
尾身会長は「日本では、変化したウイルスがうつりやすいということは、まだはっきりわかっていません。しかし、うつりやすくなっていると考えて、どう広がるかしっかり調べることが必要です」と言っています。