東京都にある永寿総合病院では、3月から病院の中で新しいコロナウイルスが広がりました。214人にウイルスがうつって、43人が亡くなりました。
病院の湯浅祐二院長は1日、たくさんの人が亡くなったことなどを謝りました。
院長は「熱やせきがない人からもウイルスがうつることがあると思っていませんでした。マスクや消毒などが十分ではありませんでした」と話しました。
そして、「4月の初めにはウイルスが広がっていることがわかりましたが、お年寄りが多くて、アビガンなどの薬でも助けることができませんでした」と話しました。
今、病院にはコロナウイルスがうつった人はいません。入院している人やウイルスがうつった可能性が少しでもある人はみんな検査をしています。働く人も、2人以上で一緒に休憩などをするときは必ずマスクをするようにして、ウイルスに気をつけています。