日本など多くの国の科学の専門家が集まるIPBESは、新しいコロナウイルスやエイズなど人にうつる病気について発表しました。
うつる病気の多くは、動物が持つばい菌が原因です。人にうつる可能性があって、まだ見つかっていないウイルスは54万から85万種類あるとIPBESは考えています。
新しいコロナウイルスの病気は、1918年の「スペインかぜ」のあと世界に広がった病気では6つ目です。森の木が少なくなったりして環境が悪くなると、病気が広がりやすくなると言っています。
うつる病気が広がると、世界で1年に日本のお金で100兆円以上の損失が出るかもしれないと言っています。このため、環境が悪くならないようにすることや、野生の動物を売ったり買ったりできないようにすることが大切だと言っています。