新しいコロナウイルスが広がって、子どもにうつることも増えています。
東京都で小児科の医者をしている時田章史さんは、子どものウイルスの量を調べています。今年1月から今月18日に105人を調べると、ウイルスの量が多い子どもが15人いました。この中の10人は、今月ウイルスがうつっていました。
時田さんは「デルタ株のウイルスが広がって、子どものウイルスの量も増えていると考えています。今までは、ウイルスの量が少なかったため、子どもからうつることはあまりありませんでした。しかしこれからは、子どもからもうつる可能性があります」と話しています。
そして、「学校でもウイルスが広がることを考えて、準備をしなければなりません。すぐに結果がわかる検査キットなどを使って、ウイルスがうつっているかどうか早く調べることが必要です」と話していました。