東京電力の福島第一原子力発電所では、2011年の事故のあと、放射線を出す物質で汚れた水が増え続けています。国は、この水をきれいにする処理をしたあと、海の水を足して、残っているトリチウムなどの濃度を薄くしてから海に流すと言いました。
国の役所の復興庁は、海に流す水が安全だとみんなにわかりやすく伝えようと考えました。そして、トリチウムをキャラクターのようにかいて、ウェブサイトにビデオなどを出しました。
しかし、復興庁によると、ビデオなどを見た人から「かわいいキャラクターで問題をごまかさないでほしい」などの意見が30件ぐらいありました。インターネットでも「よくない」と反対する意見がたくさんありました。
復興庁は「みなさんの意見を聞いて、別のデザインに変えることにしました」と言いました。