厚生労働省の研究グループによると、今年の2月下旬にワクチンを受けた若い女性に、新しいコロナウイルスがうつったことがわかりました。
うつったのがわかったのは、女性が1回目のワクチンを受けた6日あとでした。グループは、ワクチンを受けたあとにウイルスがうつった可能性が高いと考えています。女性は具合がよくなって、退院しています。
日本でワクチンを受けた人にウイルスがうつったことがわかったのは、初めてです。
グループは「ウイルスから体を守る抗体は、ワクチンを受けてもすぐに増えません。1回目のワクチンを受けてから、抗体が増えるまで14日ぐらいかかると考えています。ワクチンを受けたあとも、うつらないように気をつけてほしいです」と言っています。