9年前の東日本大震災という大きな地震で、宮城県石巻市には津波が来ました。家が流されたり、小学校で子どもや先生が亡くなったりして、大きな被害がありました。
被害を伝えるため、石巻市で、道を案内する車のカーナビを使って震災の経験を伝えるサービスが始まりました。カーナビをスタートすると、最初に震災の被害などを伝えます。カーナビには4つのルートが入っていて、84人が亡くなった大川小学校や、家が流された人などが生活している家に案内します。そして、その場所で震災のときの話を聞くことができます。
いつも震災の話は人が伝えていますが、今は新しいコロナウイルスの問題でできなくなっています。サービスを始めた団体は、カーナビの説明でたくさんの人に震災のことを知ってほしいと話しています。