1945年3月10日、アメリカ軍の飛行機が東京にたくさんの爆弾を落としました。この東京大空襲で、10万人が亡くなりました。
落語家の妻でエッセイを書いている海老名香葉子さんの家族6人も、このとき亡くなりました。87歳の海老名さんは、東京大空襲で亡くなった人のために祈る活動を続けています。
アメリカ大使館の人が8日、海老名さんの家にヤング臨時代理大使の手紙を届けました。手紙には日本語と英語で「第2次世界大戦で亡くなった人たちのことを深く考えることができました。ありがとうございます」などと書いてありました。
海老名さんは「手紙には驚きました。戦争をしてはいけないという私の気持ちをアメリカの人にも伝えることができて、とてもうれしいです」と話しています。