8月9日、長崎に原爆が落とされてから76年になりました。長崎市では平和を祈る式がありました。原爆で被害を受けた被爆者や家族、菅総理大臣などが出席しました。原爆が落とされた午前11時2分、亡くなった人たちのためにみんなで祈りました。
式では長崎市の田上市長が、核兵器を禁止する条約に入るように日本政府に言いました。そして、国が被爆者と認めていない人たちも助けるように言いました。
そのあと、被爆者で92歳の岡信子さんが話しました。看護師になる勉強をしていた岡さんは、自分もけがをしていましたが、ひどいけがをした人たちの世話をしました。岡さんは「自分が経験したことをこれからも伝え続けます。そして、核兵器をなくして平和な世界にしてほしいと言い続けます」と話しました。