奈良県生駒市のあすか野小学校の6年生は去年の秋、広島市に修学旅行に行く予定でした。しかし、新しいコロナウイルスが広がったため、行くことができませんでした。
学校は16日、インターネットを使って広島市の人から話を聞いて、原爆や戦争について勉強する授業を行いました。
広島市では、原爆で被害を受けた電車が今も走っています。電車の会社の人は、電車の窓から見える景色をインターネットで子どもたちに見せながら、原爆ドームなどを案内しました。会社の人は、原爆が落ちてすぐあとに、家族をさがす人を乗せて電車が走ったことを説明しました。
そのあと子どもたちは、広島市の小学生から原爆の話を聞きました。
授業を受けた子どもは「本当に広島に行ったようで、楽しかったです。戦争のことがよくわかりました」と話していました。