2019年に、国は日本で働く外国人を増やすために「特定技能」という資格をつくりました。
お年寄りなどの介護の仕事では、2023年までにこの資格で働く外国人が、いちばん多い場合で6万人になると考えていました。しかし、今年の5月に2年が過ぎても、介護の仕事で特定技能の資格を取った外国人は2297人だけでした。
新しいコロナウイルスの問題で、外国から日本に入るのは難しくなっています。特定技能の介護の資格で新しく日本に入った人もほとんどいないようです。2297人の多くは「技能実習」や「留学」などの資格で前から日本にいた人でした。
国によると、介護の仕事をする人はとても足りなくなっていて、これからもっと働く人が足りなくなる心配があります。