NHKが東京都と6つの大きな市に聞くと、今年2月から9月に73万4656人を救急車で病院に運んでいました。去年の同じときより14%少なくなりました。
14歳以下の子どもは3万8471人で、38%少なくなりました。コロナウイルスの問題で政府が「緊急事態宣言」を出した4月と5月は47%少なくなりました。特に0歳から5歳の子どもが少なくなっています。
去年まで、救急車で病院に運んだ人は毎年増えていました。
今年少なくなった理由について、専門家は、親が子どもにコロナウイルスがうつることを心配して、病院に行かなかったためだと考えています。マスクをしたり、手を洗ったりしたため、病気になる子どもが少なかったことも理由だと考えています。
しかし、病院に行かないと病気がひどくなることもあります。専門家は「子どもの具合がいつもと違うときは、病院に行ってください」と話しています。