学校がっこうの先生せんせい

文部もんぶ科学かがく省しょうの調査ちょうさによると、学校がっこうの先生せんせいで、うつ病びょうなどの精神せいしん疾患しっかんで休職きゅうしょくした人ひとは、昨年度さくねんど5,180人にんで、過去かこ最多さいたとなりました。

学校がっこうはどうなっているのでしょうか。

九州きゅうしゅう中央ちゅうおう病院びょういんメンタルヘルスセンターを受診じゅしんした教員きょういんのうち、病気びょうき休暇きゅうか・病気びょうき休職きゅうしょくとなった人ひと、105人にんについて調しらべたところ、一番いちばん先生せんせいが悩なやむ理由りゆうは、困難こんなんな生徒せいとへの対応たいおうだそうです。続つづいて、保護ほご者しゃへの対応たいおう、そして、管理かんり職しょくとの対応たいおうとなっています。

とくに、小学校しょうがっこうの先生せんせいの休業きゅうぎょうが多おおくなっています。

年齢ねんれい別べつに見みると、20代だいの教員きょういんの精神せいしん疾患しっかんによる病やまい休きゅうが1.66倍ばいと急増きゅうぞうしていて、次つぎに30代だいとなっています。

つまり、メンタル不調ふちょうが深刻しんこく化かしている可能かのう性せいが高たかいのは、小学校しょうがっこうの、20代だい、30代だいの先生せんせいです。

小ちいさな子供こどもを教おしえる先生せんせいは、若わかい先生せんせいが多おおい。
若わかい先生せんせいは、経験けいけんも少すくないので、悩なやむことが多おおい。
そして、うまく相談そうだんできない性格せいかくの人ひとは、その悩なやみを一人ひとりで抱かかえ込こんで、心こころが病気びょうきになってしまうのです。

しかし、そんな先生せんせいを救すくう手段しゅだんはあまりないのです。
教育きょういくに関かんする国くにの予算よさんは少すくなく、先生せんせいへのサポートもないのです。

先生せんせいの心こころが元気げんきでないと、生徒せいとにも悪影響あくえいきょうが出でます。

教育きょういくは、未来みらいの国くにを作つくる大切たいせつなものです。
日本にほんの将来しょうらいのために、学校がっこうの先生せんせいをもっと手厚てあつくサポートするべきです。