AEDは、心臓が急に止まった人の体に、電気を流すパッドを貼って心臓を動かす機械です。誰でも使うことができるように、駅やデパートなどに置いてあります。
パッドなどには2つの種類があります。1つは電気が弱くて、小学校に入る前までの子どもに使います。1つは「成人用」です。「成人」は大人という意味ですが、小学生には「成人用」を使う必要があります。
しかし去年、宮崎県にある小学校で心臓が止まった子どもに、先生がどちらのパッドを使ったらいいか迷いました。
このため、今までの書き方を変えて「未就学児用」と「小学生~大人用」と書くことになりました。まだ書き方が変わっていない機械が多いため、消防庁などは小学生には「成人用」のパッドを使うように言っています。